【ポケカ】オトシドリexの可能性について考察
皆さんこんばんは。Keiです。今回は、強化拡張パック「レイジングサーフ」で登場した「オトシドリex」の可能性について考察していきたいと思います。
オトシドリexの基本情報
まずは、「オトシドリex」の基本情報をまとめていきましょう。
- たね 無色ポケモン HP200
- 弱点 雷タイプ 抵抗力 闘タイプ 逃げエネ1
- ワザ 無色1 ファストキャリー このワザは、先行プレイヤーの最初の番でも使える。自分の山札からたねポケモンを3枚まで選びベンチに出す。
- ワザ 無色3 シャドーウインド 130 望むなら、このポケモンとついている全てのカードを手札に戻す。
・たね 無色ポケモン HP200
HPが200のたねポケモンということで、HPは低い分類のルール持ちたねポケモンです。「ドラパルトex」の”ファントムダイブで簡単に倒されてしまいますね。
・弱点 雷タイプ 抵抗力 闘タイプ 逃げエネ1
弱点が雷なのは鳥ポケモンでよくあることですが、最近の『テラパゴスデッキ』や『ミライドンデッキ』に入ってくる「ライコウV」の”ライトニングロンド”でお互いのベンチに4匹以上ポケモンが展開されている場合、簡単に倒されてしまいます。「ライコウV」は先ほど書いた「ドラパルトex」と違い、すぐに出してワザを使えることから、「オトシドリex」を使用する時は一番注意しないといけないポケモンかもしれません。しかし、逃げエネが1であることや次で紹介するワザの効果で手札に戻ることができるので、そこは、対策ができるかなといった感想です。
・ワザ 無色1 ファストキャリー
このワザは、かなりの魅力が詰まっていると個人的に思います。一番大きいのが、”先行プレイヤーの最初の番でも使える”という点。基本的にポケカでは、先行最初の番はワザを使用することができず、「ロトムV」の特性で山札を引いたり、「ネストボール」や「なかよしポフィン」でポケモンを展開して番を終わると言ったことが多いです。このワザを使用すれば、オトシドリ1枚からポケモンを3枚展開できます。メリットとしては、”たねポケモン”であれば”ベンチに持ってくるのは何でも良い”という点。例えば『テラパゴスデッキ』や『ルギアデッキ』で、重要な「テラパゴス」「ルギア」「パルキア」など「なかよしポフィン」で展開できないポケモン達を一気に展開できます。また、実質「なかよしポフィン」が5枚入っているといっても過言ではないので、デッキの安定性が増す可能性があります。デメリットとしては、”バトル場にいないといけない”という点と”エネルギーが必要”な点。”特性”ではなく”ワザ”なので先攻の最初の番に、バトル場にいないといけないのは少々条件が厳しいと思います。また、エネルギーが必要なため、ベンチから出そうにも最初にバトル場に出ているポケモンを逃すためにエネルギーを張るとワザが打てないというジレンマにかかってしまします。一応”ジェットエネルギー”があればすぐにワザを出すことができますが、基本エネルギーと違い、デッキに4枚までしか入れれない特殊エネルギーを要求されるため厳しい印象。また、”大地の器”などのサーチカードがないのもデメリットと言えるでしょう。
・ワザ 無色3 シャドーウインド
このワザは、相手に130のダメージを与えつつ、手札に帰ることができます。無色でワザを使うことができるため、多少使い勝手は良さそうです。先攻最初の番で”ファストキャリー”が打てたとして、次のターンで「ダブルターボエネルギー」を手張りすれば相手にダメージを与えつつ手札に返って、”ファストキャリー”で出したメインポケモンを相手に押し付けることができるのは割と良さそう(理想論)。このワザのメリットとしては、やはり”無色でワザが使える”という点と”ついている全てのカードを手札に戻せる”という点ですね。「ポケモンのどうぐ」のACESPECがあるため、例えば「オトシドリex」に「マキシマムベルト」をつけた状態で「シャドーウィンド」を使用すると、相手のポケモンex・Vに160ダメージ(ダブルターボエネで想定)与えつつ手札に帰ることができます。現状、ポケモンex・Vの中で160ダメージで倒せるポケモンは「イキリンコex」しかいませんが、「ボスの指令」+「マキシマムベルト」+「ダブルターボエネ」が2ターン目に揃えば相手の初手の動きで出てきた「イキリンコex」を倒せるというのはロマンがあります。ただ、要求値が高すぎるため現実的ではありません。デメリットとしては、上記でも書いている通り”エネルギー要求が高い”という点です。「ダブルターボエネ」が無いと2ターン目に攻撃できないのは流石に痛すぎます。
オトシドリexが活躍できる場面
基本情報を踏まえた上で、「オトシドリex」が活躍できる場面を考えてみました。
・ルギアデッキ
まず、活躍できる候補に上がったデッキが『ルギアデッキ』です。ルギアは相棒の「アーケオス」の特性で特殊エネルギーを使う観点から、”特殊エネルギーが多く採用”されています。そのため、「ジェットエネルギー」からの”ファストキャリー”と「ダブルターボエネルギー」からの”シャドーウィンド”が他のデッキと比べて打てる可能性が高いです。しかし、ルギアデッキでは、初手に「ルギアV」の”かぜよみ”で「アーケオス」をトラッシュしつつ手札補充をするという動きが鉄板です(ハイボアーケアーケは稀)。その為、あくまでも手札が事故った時のサブプランとして「オトシドリex」での動きをするというのが現実的だと思います。一応他の活用方法として、一度相手の攻撃を「オトシドリex」で受けた後に”シャドーウィンド”で攻撃を与えつつ逃げて、次のターンで「ナンジャモ」を使用し、元々「オトシドリex」についていた特殊エネルギーを張り替えて攻撃すると言った”相手の攻撃を1ターン凌ぐ”ことも可能です。現状その動きができるのは、相手が基本的に打点200ダメージ出さないデッキなので、『古代バレット』や『テラパゴスデッキ』になりそうです。(『だんけつのツバサ』も候補の1つですが最近はすぐに打点が上がって200に到達するため除きました)
・テラパゴスパルキアデッキ
このデッキは私的に、「オトシドリex」が活躍できるデッキの大本命だと考えています。『テラパゴスパルキアデッキ』はポケモンを多く出した方が「パルキア」と「テラパゴス」の打点が上がるため、初手から素早くポケモンを展開する必要があります。しかし、HPの高いポケモンが多く採用されているため「なかよしポフィン」で展開できず、最初から高打点は狙えませんでした。そこで”ファストキャリー”を使用するとこで、初手から「パルキア」等の大型たねポケモンを展開でき、よりスピーディにバトルをすることが可能になります。理想の動きとしては、バトル場に「オトシドリex」手札にエネルギー2枚とボール系1枚の場面。ボールで「かがやくゲッコウガ」を呼び、”かくしふだ”を使用しつつ手札を補充。そこから”ファストキャリー”で「パルキアV」「テラパゴスex」「ホーホー」を展開する。2ターン目はサポートを使用しつつ「ヨルノズク」「パルキアVster」に進化。「ダブルターボ」を手張りし”シャドーウィンド”で攻撃と言った具合にすぐに攻撃でき、かつベンチが沢山展開できているため、選択肢多数が生まれ戦略の幅が広がるかなと感じています。
最後に
「オトシドリex」は、正直活躍できるデッキは少ないものの、”大型たねポケモン”を主体としたデッキや”特殊エネルギー”を多用しているデッキに入る可能性があるかなと感じています。今後カードプールが広がるに連れて、本領を発揮し得るポテンシャルを秘めているカードなので、今後は必須カードになる”かも”しれません。まだまだ考察の余地はあるカードなので、皆さんもぜひいろんなデッキに入れてみて「オトシドリex」を試してください!では最後に「オトシドリex」を採用した場合の『テラパゴスパルキアデッキ』の構築とデッキコードを紹介し終わりたいと思います。皆さん良いポケカライフを!
・デッキコード 48aDc8-Idq2vm-c8DaDc